Laravel 12 を日本語化する方法
はじめに
この記事は、Laravel 12 を日本語化するための備忘録です。
Laravel-Lang というパッケージがあり、これを使用することでカンタンに日本語化することができます。また、composer update
を実行したときに言語ファイルが自動更新されるので、とても便利です。
Breezejp というパッケージもありますが、最近のプロジェクトでは Laravel-Lang を使用しています。
Laravel Starter Kits について
Laravel Starter Kits、便利ですよね。
サクッとSPA開発できるのが楽しく、最近よく使っています。⭐
同じリポジトリ内にフロントエンド(React/Vue)とバックエンド(Laravel)のコードを共存させることができるので、Vibe Coding とも相性バッチリです。
ただし、生成AIが Laravel 11 以降の新しい構造や、Inertia.js をあまり理解していない ので Rules を準備しておくなどコツがいるのですが、それについては気が向いたら別の記事で書きたいと思います。
Laravel-Lang パッケージをインストール
プロジェクトに Composer パッケージをインストールします。
composer require laravel-lang/common
Starter Kits を使用している場合は、以下のコマンドも実行します。
composer require laravel-lang/starter-kits --dev
日本語の言語ファイルを追加
言語ファイルを追加します。lang
ディレクトリに言語ファイルが作成されます。
php artisan lang:add ja
言語設定を変更
言語設定を変更します。
- 'locale' => env('APP_LOCALE', 'en'),
+ 'locale' => 'ja',
- 'fallback_locale' => env('APP_FALLBACK_LOCALE', 'en'),
+ 'fallback_locale' => 'ja',
- 'faker_locale' => env('APP_FAKER_LOCALE', 'en_US'),
+ 'faker_locale' => 'ja_JP',
必要に応じて、デフォルトのタイムゾーン設定も変更します。
- 'timezone' => 'UTC',
+ 'timezone' => 'Asia/Tokyo',
言語ファイルの自動更新
ターミナルから php artisan lang:update
を実行すると、言語ファイルが自動更新されますが、
毎回実行するのは面倒なので、composer update
が実行されたときに、自動更新されるように設定しておきます。
"scripts": {
"post-update-cmd": [
- "@php artisan vendor:publish --tag=laravel-assets --ansi --force"
+ "@php artisan vendor:publish --tag=laravel-assets --ansi --force",
+ "@php artisan lang:update"
]
},
以上で、Laravel 12 を日本語化することができます。
おわりに
この方法では、すべてのメッセージが日本語になるわけではないので、完全な日本語化をする場合は、自力で修正する必要があります。

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